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【DAY6】ユニフォームの4つの構成要素を知ろう

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20-21のUEFA Champions Leagueチェルシーの優勝で幕を閉じたが、20-21シーズンチェルシーはCL仕様のユニフォームが売ってないんだという声が上がっていた。そこで今回は、そもそもサッカーユニフォームを構成する要素について分解して正しい理解をするために整理してみようと思う。最後に私のオススメのユニフォームとマーキングとパッチの組み合わせを紹介したい。

目次

  1. ユニフォームの構成要素
  2. 【構成要素①】ユニフォーム本体(Kit/Jersey)
  3. 【構成要素②】スポンサーマーキング(Sponsor Printing)
  4. 【構成要素③】番号・ネームマーキング(Customize/Personalize)
  5. 【構成要素④】パッチ(Patch)
  6. ばんびのオススメ組み合わせ

1.  ユニフォームの構成要素

まずサッカーユニフォームを構成する主な要素は以下の4つからなる。もう少し細かいことを言えば、サプライヤーのロゴやエンブレム等も上げられるが、自分で選んでカスタマイズできる要素に今回は絞り込んでいる。概要は以下の表のとおりとなる。

2. 【構成要素①】ユニフォーム本体-Kit/Jersey-

ユニフォーム本体に関しては別記事でA~Dの4種類に関し考察予定であるがざっくり申し上げると、A(レプリカ)とB(オーセンティック)が基本的に小売店で市販されている商品で、C(選手支給)とD(選手実使用)は一般的な小売店では購入できないコレクター商品ということになる。
ユニフォーム本体のA~Dの違いに関して、ユニフォームの特徴、希少性、どこで購入できるか等別途記事で記載予定である。

ユニフォーム本体の違いを知るにはコチラの記事を参照ください。
bambifootball.hatenablog.com

3. 【構成要素②】スポンサーマーキング-Sponsor Printing-

スポンサーマーキングは基本的に工場出荷段階で圧着されているため、自分ではカスタマイズできないデフォルトでの仕様と考えてほしい。おそらく製造物責任法?等の法令順守をした対応がなされているものと考えている。
但し、ユニフォームマニア界隈では、このスポンサーマーキングを剥がす人たちもいる。背景としては、チャンピオンズリーグ仕様のユニフォームにしたいがために、特に肩スポンサーのマーキングを剥がして、その上からCLパッチを張り付けるということがあるのだ(CL仕様のユニフォームは一般販売が多くない)。
仮にスポンサーマーキング剥がしをやるとなった場合、自分でもできるようだが、基本的には業者を探して対応してもらった方が良いだろう。Googleで「差ユニフォーム スポンサー 剥がし」等と調べるとヒットする(ちなみにスポンサーマーキング剥がしは私はやったことがないので1度はやってみようと考えている)
これは仮説であるが、基本的にはどのチームもリーグ戦仕様のユニフォームを基本的には販売する。CLは優勝すると爆発的に売れるが、そうでなければ在庫になってしまうので、CL仕様のユニフォーム販売はそもそも在庫が多くないと想定される。
ただし、FCバルセロナの公式ストアではCL仕様のユニフォームも購入することができる

4. 【構成要素③】番号・ネームマーキング-Customize/Personalize-

FCバルセロナサプライヤーであるAvery Dennisonの番号・ネームマーキングを例に挙げると、以下の計4パターンである。

  • H:La Ligaレプリカ用シート(穴ナシ)
  • I:La Ligaオーセンティック用(穴アリ)
  • H:カップ戦(国王杯/CL)レプリカ用シート(穴ナシ)
  • I:カップ戦(国王杯/CL)オーセンティック用シート(穴アリ)

H:レプリカシートとI:オーセンティックシートの違い
シート自体に小さな穴が開いているかどうかの違いで、これは通気性を上げるためにオーセンティックシートでは穴が開いている

La Ligaシートとカップ専用シートの違い
国内リーグ戦用のシートは全チーム同じフォントを使用する。そのためカップ専用のフォントにチームの独自性が現れる。欧州の主なリーグ(リーガ/プレミア/セリエ等)やJリーグは視認性等の向上に向けて基本的に統一フォントとなっている。
私の個人的なオススメは「La Ligaオーセンティック用シート」or「カップ専用(国王杯/CL)オーセンティック用シート」の購入をオススメしたい。レプリカ用とオーセンティック用のシートはそこまで値段も変わらないし、一般的な小売店舗もオーセンティックシートの取り扱いも多い。何より選手と同じ仕様であるという点が嬉しい。
一方、レプリカ用シートの良い点はサインが映えやすい点にあると考える。背番号等にサインをもらうケースが多いが、オーセンティックの穴ありシートよりも穴ナシシートの方が映える場合がある。

 注意事項
リーグ戦用のユニフォーム仕様(La Ligaパッチの装着)なのに、カップ専用の背番号とネームマーキングを圧着してしまう場合である。これは基本的に起こりえない組み合わせなので注意したい。気にしないという人は、リーグ戦用のユニフォームが一般流通量も多いので、そのユニフォームにカップ専用のオーセンティックシートを圧着するのも良いと考えている

ちなみに私は間違って圧着してしまいました笑。但し、そこまでコレクター気質高くないのであんまり気にしていません。グリーズマン最高です。

 ユニフォームに背番号・ネームマーキングする方法についてはコチラを参照ください。

bambifootball.hatenablog.com

5. 【構成要素④】パッチ(Patch)

パッチのカスタム度合いによって、その人のユニフォーム好き度合いが図れるといっても過言ではないかもしれない。全体像は以下です。

J:La Ligaレプリカパッチ(刺繍)
これは一般的な小売店舗に売っているユニフォームに既存でついているケースが多く、レプリカユニフォームにはほぼ間違いなく工場出荷状態で圧着されている。

K:La Ligaレプリカパッチ(ラバー)
一方、オーセンティックのユニフォームの肩に着けられているケースが多い。場合によってはパッチなしで販売されている小売店舗もある。

L:国王杯パッチ
日本国内で入手するのは割と困難である。国王杯仕様のユニフォームはBotiga BCNさん等を通じて購入するとよい。海外のマーキングやパッチ専門サイトで個別購入は可能であるので、パッチなしのユニフォームを入手して国内の圧着してくれる業者(ゼビオ等)に対応してもらうのが良いと思う。

M:CLパッチ(Star Ball/UEFA Respect/Champion 5times)
チャンピオンズリーグ仕様のユニフォームは、CL仕様のユニとして販売されているならば、それを購入した方が良い。しかし仮にCL仕様はメーカーのポリシーとして販売しないケースもあるので、その場合は、リーグ戦用のユニフォームを入手し、肩スポンサーを剥がし、CLパッチを単品で入手して張り付けるしかない。ここが少し難易度高いところではあるが、CL仕様のユニフォームを持っているとコレクター感が増す。

※なお、CLパッチに関しては21-22シーズンから仕様が変更になる可能性がある

N:チャンピオンパッチ(FIFA World Champion等)
クラブワールドカップやワールドカップ等で優勝すると、チャンピオンパッチをユニフォームの胸あたりに装着できる。このパッチ自体は圧着済みで販売されるケースもよくあるし、パッチ単体でも入手しやすい。また圧着も他の部位に比べると簡単なので専門店でサクッと圧着してもらうのが良いだろう

またリーグ戦の前年度優勝パッチも肩に圧着可能である。これも簡単に入手可能である。

※上記のパッチは全て単体でも購入は可能であり、専門店によっては圧着サービスをしてくれるところもある(バルボラフットボールさん等)

6. ばんびのオススメ組み合わせ

上記のようにユニフォームの構成要素を理解した上で、かつNIKE社がサプライヤーのユニフォームの場合という前提を置いた場合は以下をオススメしたい

<その1>レプリカ仕様×リーグ戦マーキングで楽しむセット

  • ①ユニフォーム本体⇒「A:レプリカユニフォーム」
  • ②スポンサーマーキング⇒「E/F/G:特にカスタムしない」
  • ③番号・ネームマーキング⇒「I:La Ligaオーセンティックシート(穴アリ)」
  • ④パッチ⇒「La Ligaレプリカパッチ(刺繍)」

このカスタマイズが最もオーソドックスで簡単で安い 

<その2>オーセンティック仕様×カップ戦マーキングで回りに差をつけるセット

  • ①ユニフォーム本体⇒「B:オーセンティックユニフォーム」
  • ②スポンサーマーキング⇒「E/F/G:特にカスタムしない」
  • ③番号・ネームマーキング⇒「I:国王杯&CLオーセンティックシート(穴アリ)」
  • ④パッチ⇒「パッチなし(パッチは後日入手して圧着も可能)」

オーセンティックユニフォームがレプリカに比し7,000円程度高く、国王杯&CLオーセンティックシートも入手が限定的である
(有名選手は入手しやすいが、コアな選手になると海外ECサイト活用する必要性あり。CL仕様のユニフォームが売っているならばそれを購入しても良いです)

正直上記その1orその2で一般ピープルは充分であるが、こだわる方は「C:選手支給のユニフォーム(Match Issue)」や「D:選手実使用(Match Worn)」のユニフォームを海外サイトや海外の個人コレクターからSNS等を通じて購入するとよい(めちゃくちゃ高いですが...3-10万円を相場で見てください。有名選手によって値段は変わります。

今回は私の好きなNikeバルセロナのユニフォームを例に構成要素を分解してみました 仕様はリーグやメーカーによってまた変わってきます。基本的には上記のツイートを照らし合わせながら、各国リーグのユニフォーム購入の参考になればと思います。

ユニフォーム購入に関し不明点があればTwitterでDMください。
よろしくお願いいたします。

ばんび