ばんびの "Kit of the Day"

サカシャツが大好きです

【DAY27】ジャパンポリマーク様へ行ってきた(出張編)

こんにちは。お久しぶりです。ばんびです。

先日、とある事情で、サッカー日本代表のマーキングシートをサプライされているジャパンポリマーク様にお伺いさせていただきましたのでご報告です。趣味の延長から工場見学までつながると思ってもいませんでした笑

 

目次

・ジャパンポリマーク様訪問記

・ジャパンポリマーク様とは

ショールームと工場見学で得た学び

・おわりに

 

ジャパンポリマーク様訪問記
きっかけは1つのツイートです。国内の日本代表のマーキングシートは福井県のジャパンポリマーク様(以下、ポリマーク)で作られていますよ。とうっかりツイートしてしまったことから始まりました。

こちらのツイートに、ポリマークさんのオフィシャルキャラクターであるハルオさんからリプが来たんです。そしてそのリプに厚かましく、工場見学させてください!とせがんで今回ポリマーク様の訪問が実現しました。お忙しいところ本当にすみません。

 

ハルオさん

福井や熱転写シートのことをつぶやいてくれる有能ツイッタラーさんです(フォロー推奨です)

twitter.com

 

ジャパンポリマーク様とは
まずはポリマーク様とはなにかについて理解を含めて行きましょう!サッカー界隈がサカシャツを買う時に、背中に選手のネームや背番号をマーキングしますが、そのマーキングシート(総称として熱転写シートと呼ぶ)を作る日本のリーディングカンパニーなのです。2002年からサッカー日本代表のマーキングシートに採用・供給され続け、今日まで至る。すごいですね!
その他にも、自動車のコーションラベル等も製造し、日本の大手自動車メーカーに供給されています。副資材としての熱転写シートの雄!がジャパンポリマーク様なのです!ヒューヒュー

ジャパンポリマーク様の沿革については以下を参照ください

www.polymark.co.jp

出所「日本経済新聞サッカー日本代表、背番号は福井製 市販用の生産大詰め」

 

ショールームと工場見学で得た学び
そんなわけで去る4/16~18家族旅行も踏まえてレッツ福井してきました。4/17(月)のポリマーク様のご訪問について具体的に学んだことを記載していきます!(興奮しすぎていたため、うっかり写真をあまりとれていません泣)
まず、案内されたのがショールームです!目に飛び込んできたのは日本代表三苫選手のサカシャツでした!そのほかにも歴代日本代表のシャツをわざわざ展示いただきました。とても感動です!(感動しきっていたため写真撮影をうっかり忘れてしまいました)
ショールームで20~30分程度会社と事業紹介を受けた後、今回の一番の目的である工場見学をさせていただきました。頂いたパンフレットの写真を参考にいくらかお話しできればと思います。


工場見学で学んだことは、以下3点です


①マーキングシート1つ作成するのにかなりの手間暇がかかる
突然ですが、日本代表のマーキングシートの値段はいくらか知っていますか?実は1枚4,730円です。結構いい値段しますよね。レプリカのシャツと合わせると17,000円弱ですから高い買い物といえます。しかし、私はこのマーキングシートの製造過程を見学させてもらい、なるほどこのくらいの価値が十分にあるなと感じました。
まず、熱転写マークの製作工程はざっくり12工程もあります(詳細は写真を参照ください)。特に工程6の製版(マーキングシートの版作り)は、すべての肝です。この版作りを誤ってしまう。もしくは、不良品となってしまうとやり直しになってしまいます。シートデザイン、資材選び、製版、調色、プリント(仮、本番)、検査を経て、やっとヒートプレス機で熱転写するのです。私が今できているのは工程11からのみです。
営業職、技術職のあらゆるプロフェッショナルの関与により1つのマーキングシートが出来上がっていることを知ることができました。4,730円の背景はここにあるのです。

 

②コピー品を買うのは絶対にダメ
こうした、製造工程を知る一方、世の中にはマーキングシートをスキャンして、知的財産権を侵害した粗悪品が国内外で売られています。単なるコピーをして販売するのは、近江商人の考え「三方よし」が体現されません。正規品に対して相当の対価を払う。そうすることで、また新しい商材が生み出されるのです!


③副資材としてのマーキングシートはシャツの価値を向上させる
マーキングシートはシャツからすると、副資材と位置付けられ、メインではないかのように捉えられがちです。サッカーショップで商品購入する時にはおまけのように感じされる人もいるかもしれません。
しかしながら、シャツに、あなたのファンである選手のネーム・背番号がマークされることで、選手への感情移入・追体験ができると思いました。単純に物売りではなく、ストーリー(思い出)を纏わせるマーキングシートの存在は改めて大きいなと思いました。
工場見学終了後には、社長はじめ経営層や営業の方ともこんな事業ができないかとフリーディスカッションをさせていただきました。ありがとうございました!

 

おわりに
夕食をご一緒させていただき、福井の海の幸をいただきました。
ぶり最高でした!ありがとうございました!